ギャルリーためながは1969年に西洋絵画の名匠を扱う画廊として設立されました。以来、私共は常に名品を世に送り出すことを目的として、半世紀以上の歴史を重ねられたことを誇りとしております。
画廊では永年、印象派以降の近代西洋絵画の逸品を扱う一方で、現在活動中の才能ある芸術家を育て、世界のコレクターに紹介することを目標に掲げております。開廊当時より、東京、パリ、大阪に画廊を構えながら、日本とフランスの美術界を中心に活動してまいりましたが、現在ではより国際的な展望の下、アメリカ、アジア等、世界各地へと拠点を拡大した芸術活動に注力致しております。
マネーゲームさながらの様相を呈している昨今の美術市場の中で、今後もギャルリーためながは、現代美術の発信地としての役割を担いながら、ますます多くの皆様の心の琴線に触れ、感動して頂ける作品を数多くご案内できるという、本来あるべき画廊の姿勢を貫くよう努めてまいります。
20世紀フランスで最後の巨匠と称される現代具象画家ベルナール・ビュッフェ (1928-1999年) の回顧展を、2024年9月21日(土)~10月20日(日)まで開催いたします。東京店では5年ぶりの開催となる本展では、ビュッフェの人生をたどり、初期から最晩年までの約35点を一堂に展覧いたします。
抽象絵画全盛の時代、強く鋭い黒線と独特の色彩の具象画で、瞬く間にフランス絵画界にその名を馳せたベルナール・ビュッフェ。その才能にいち早く注目したギャルリーためながの創業者 爲永清司は1969年より東洋における独占販売契約を結び、以来、半世紀以上にわたり日本および世界中へ作品を紹介し続けてまいりました。
本展ではビュッフェ独自の作風が確立した40年代後半から最晩年90年代までの作品を網羅いたします。抑制された色彩で戦後の人々の心を捉えた静物画にはじまり、より力強く線と色を重ねはじめた60年代の作品(「籠の果物のある静物」1962年)や、特徴的な垂直線で生涯をかけて描き続けたパリの名所(「コンシェルジュリー」1988年 等)など、異なる作風をお楽しみいただけます。その他、幼少期の博物館学への興味が垣間見える昆虫の作品、道化師や車といった多様なテーマの作品からも、ビュッフェという一人の画家の姿を見つけられることでしょう。
画家と共に歩んできた当画廊で、ベルナール・ビュッフェの芸術の全貌をぜひお楽しみいただきたく、ご案内申し上げます。
GALLERY | Galerie Taménaga Tokyo |
H P | https://www.tamenaga.com/ja/ |
TEL | 03-3573-5368 |
CLOSED | なし |
OPEN | 11:00am~7:00pm・日祝日は11:00am~5:00pm |
ADDRESS | 銀座7-5-4 |