
関東大震災の復興期から戦争までは銀座が大きく飛躍し、変化した時代でした。
カフェが全盛期を迎え、「モガ・モボ」が闊歩し、「銀ブラ」という言葉が定着していきました。
そんな時代のさなか、昭和7年頃に超モダンな「銀座アパートメント」としてオープンしたのが奥野ビルでした。当時は多くの文化人が住んでいたようです。
現在は「銀座の生き証人」として静かにその年輪を漂わせ、趣のあるビルになっています。
そんな古き良き銀座の面影を残す建造物の、パリの古いアパルトマンの屋根裏部屋にも似たエキジビション スペースです。
“Ecru+HM”では、その根底に伝統を秘めながらも斬新な感覚を持つアートを紹介していきます。
時代に即した独自の方法で次の世代へつないでいこうと、果敢に挑んでいる現代作家のエネルギッシュな作品を、活動をここから広く世界に発信していきます。
特別なものとしてのアートではなく、日常の中に存在するアートとの会話を楽しむことができるスペースとなることを願っています。
“Ecru+HM” は、アートのある新しい生活創りを提案していきます。


外池泰之展 Motoyuki Tonoike(陶磁)
2025年4月4日(金)~4月12日(土)・8日休
12:30〜19:00(最終日17:00)
清流の川底を想起させる美しい釉の流れと複雑で雅趣溢れる土味、その作品からは、大地の鼓動が聞こえてくる…。
日本六古窯の一つ常滑で作陶する作家は、天然の灰釉が原土・化粧土と混ざり合うグラデーションなどを大切にし、火と土と上薬がもたらす偶発的で豊かな表情の作品を制作しています。
今回は、通常しないような性質を異とする灰同士の調合で、よりユニークな色合いに挑戦します。
是非ご覧ください。
GALLERY | Ecru+HM エクリュプラスエイチエム |
H P | https://www.ecruplushm.com/ |
TEL | 03-3561-8121 |
CLOSED | 不定休 |
OPEN | 12:30pm~7:00pm・最終日12:30pm~5:00pm |
ADDRESS | 銀座1-9-8 奥野ビル4F |